初めてお店を開業される方や、麺を作って販売するメニューを新たに始めることになった、という方は、どの製麺機を選んだらいいか迷われる方が多いのではないでしょうか。
製麺機には、大きく分けて3つに分類されるロール式製麺機、手打ち式製麺機、押出式製麺があります。
どの製麺機を導入するかは作る麺がラーメン、うどん、そば、パスタ、冷麺のどれをつくるのかと1日何食つくるかで決まってきます。
作る麺によって選ぶ製麺機は変わりますので、3つの製麺機について解説していきます。是非参考にしてみてください。
ロール式製麺機
ロール式製麺機は製麺機の中で一番歴史が古く、ラーメンとそばでよく使用される製麺機です。
どのような造りの製麺機かというと、ミキサーで練り、ロールで伸ばして切刃で切るという構造です。
- 小麦粉と水をかくはんする機能のミキサー部分
- かくはんした麺生地を麺の帯に成型してから所定の厚さに圧延する圧延ロール部分
- 所定の厚さの麺帯を細くスリットし、所定の長さにカットするカッター部分
加水は最高で26%~40%ぐらいまでで、それ以上の多加水になるとロールにくっついてしまいロール式製麺機では製麺できません。
佐野ラーメンなどの多加水のものは手打ち式製麺機を使用しているところが多いです。
そばに関していうと10割や2:8などそば粉の割合が多いものは麺がつながらないのでロール式製麺機では製麺できませんので気をつけてください。 6:4ぐらいのそばですとロール式製麺機で製麺できます。
手打式製麺機
手打式製麺機はうどんとそばでよく使用される製麺機で、打ちたてが売りの有名うどんチェーンに置いてあるのが手打ち式製麺機です。
どのような造りの製麺機かというと、ミキサーで練り、プレス機で鍛えてロールで伸ばして包丁で切るという構造です。
- 手打でいう水回しの工程で小麦粉と水をかくはんする機能のミキサー部分
- 手打ちでいう足踏みの工程でグルテンの組織をつなぎ合わせる為に行う「生地を鍛える」工程のプレス部分
- 寝かした生地のかたまりを薄く延ばす工程のロール部分
- 延ばした生地を切る工程の切り出し部分
加水は40~60%ぐらいに適しており、そばは10割、2:8に適した製麺機です。
押出式製麺機
押出式製麺機はそばと冷麺でよく使用されます。
どのような造りの製麺機かというと、練ったものを玉状にし、エアーや油圧によって押し出して麺にするという構造です。
コンパクトなのでスペースに余裕がない方にはおすすめです。
加水は40~60%ぐらいに適しており、そばは10割、2:8に適した製麺機です。
まとめ
特に加水の割合によって、選ぶべき製麺機が変わるということがお分かりいただけたかと思います。
また、同じ蕎麦を作るといっても、そば粉の割合で適した製麺機は変わってきます。
製麺機ドットコムでは、どの製麺機が良いかというご相談も承っております。
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